用紙の種類

用紙の種類

未晒(みざらし)・半晒(はんざらし)・晒(さらし)クラフトの3種類の用紙

晒(さらし)とは、紙を薬品などで漂白することで白くしていくことです。未晒クラフトは濃い茶色でナチュラルな雰囲気の用紙です。半晒クラフトは薄い茶色でベージュに近い色になります。つまり白くなる前に薬品に晒すのをやめて仕上げた用紙です。晒クラフトは白くなるまで未晒クラフトを漂白した用紙です。

未晒(みざらし)クラフト紙

木材パルプの原料色を紙に加工してそのままの色合いをベースに作られた、濃い茶色のクラフト紙です。
ナチュラルな仕上がりと紙本来の色合いを持った用紙で繊維がその他素材に比べて長いことから人気の上部で破れにくい素材といえる用紙です。
白いクラフト紙はこの未晒クラフト紙を薬剤を用いて漂白していきますが最終的に白い紙に仕上げます。
つまり未晒クラフト紙はこの薬品の工程を一切行っていない自然のままのエコな紙であるといえます。
又、用紙の価格が安価であるのでコストを抑えた紙袋をつくることができます。

半晒(はんざらし)クラフト紙

半晒クラフト紙は未晒クラフト紙より明るい茶色でベージュに近い色合いのものもあります。一般的に茶封筒やクラフト封筒と呼ばれる封筒に使われる用紙です。
半晒クラフト紙とは未晒クラフト紙を半分漂白した紙になります。半晒クラフト紙の特徴は未晒クラフト紙に比べて色合いが薄くロゴや文字などの印刷に向きます。

晒(さらし)クラフト紙

晒クラフト紙は薬品などで紙を漂白した光沢のない上品な白い紙です。
晒しクラフトは未晒クラフト紙を白くなるまで薬品で漂白したものです。通常、印刷などで使われる白い印刷用紙よりも強度があり、フルカ
ラー印刷も可能です。

片艶クラフト

片艶クラフト紙は名前の通り片面にプレス加工を施すことにより表面の凸凹をなくし晒クラフトと違い片面のみ少し艶をもたしたクラフト紙になります。
プレス加工により凸凹をなくすことによりインクの発色が良くなります。
片艶クラフト紙の特徴は丈夫で厚手なうえ比較的価格も安い素材の為、様々な業種で使用されてます。

エスプリコートFM

エスプリコートFMはコート剤で表面を平滑処理して艶を持たしたもので、上質紙をベースにした用紙で表面は強い光沢をもった用紙で裏面は光沢のない上質紙となってます。ショッピングバック以外にポスターや本の表紙にも使用されます。紙袋に写真が入ったデザインなどに適します。又、ラミネートを施すことによりさらに上部で光沢の強い紙袋を作ることができます。

カラークラフト紙

カラークラフト紙に色を付けたのが「カラークラフト」とか「クラフトカラー」とか呼ばれるものです。
カラークラフト紙とは文字通り着色されたクラフト用紙で、これはベタの印刷でつけられたカラーではなく、紙そのものを着色したもので、印刷のような表面のみ着色されているわけではなく紙の表面・裏面・断面まで同じ色で染められています。